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セロ弾きのゴーシュ

 昨日は杉並公会堂で 林光先生のプロデュースのコンサート「自由な風の歌」のコンサートの中で「セロ弾きのゴーシュ」を 語り 竹田恵子さん ピアノ 崔 善愛 との3人で弾きました。 新装なってから初めて足を踏み入れた杉並公会堂は、華美になることもなく、でも大事な部分はちゃーんと押さえてある風情でとてもよかったです。

 昨日のコンサートは、今国会で審議している教育基本法の改悪はどうなの? という趣旨でおこなわれたもの、 

 「音楽家は音楽だけしていれば、いいんじゃない?」

 「政治的なことには関わらないほうが賢いよ。」

 といった外野の声もちらほら聞こえてきます。だけれども僕だって、政治なんてよくわからないし、まあ右も左もないよ、 現実的に自衛隊をなくすのはムリだし、アメリカの核の傘に守られているのは事実だし、でも人だけは殺したくない、殺されたくない、よって戦争ハンターイ!!  って言う程度なのに、世の中がどんどん右にいっちゃってなんだか僕のスタンスはずいぶん相対的に左になってしまった。なんか戦争したいヒトが増えてきた?

 これってまずい! と思う今日この頃。 日本の音楽家は総じてわりとスタンスを明らかにしないけれど、ピアノのツィメルマンなんて、この前の来日のとき、満員のサントリーホールの聴衆の前で

 「日本にはがっかりした、なぜイラクに自衛隊を送ったのだ。」 って言ったのですよ。それに対する反論もあるだろうし、そんなに簡単にいえないことなのかもしれない。でも自分の考えをはっきりと述べるその勇気は素晴らしい。

 今、政治的なスタンスを明らかにしているヒトってけっこう怖い考えのヒトが多いでしょう、例の「つくる会」の関係者とかね。(高名な音楽家もいらっしゃいますよ。) 

 僕は政治についてキチンと語れるだけの勉強もしていないし、ただなんだか右のヒトから見ても左から見てもアメリカとの関係がいろいろ問題を抱えているというのはおぼろげに分かってきた程度の一市民です。だからなにかを語る資格なんて到底ありません。

 そんな僕でもはっきりいえるのは、とにかく戦争はいやだの一点、これだけは守りたい。武器が動き出したら、音楽もスポーツもすぐにどこかへ押しやられてしまう。平和は素晴らしいよ。今、公立の小学校で「平和」って言うと 「そんな政治的な話はやめてください」って言われちゃうんですよ、うそのようなホントの話。

いいホール

 昨日はオケの本番でサントリーホールの大ホールでした。もうできてから20年くらいたつのですよね。出来た当時は本当に画期的な音響のホールでびっくりしたのを覚えています。オープニングのシリーズの演奏会で、アイザック・スターンとヨー・ヨー・マと桐朋学園のオーケストラが共演するという企画があり、舞台に上がったらあまりにたくさんのお客さんと広い空間、豪華な雰囲気で圧倒されたのを覚えています。

 ちょうど同じ頃、たぶんサントリーのオープニングから1-2年で、今は日大の所有となっているカザルスホールもできました。ここのオープニングはチェリスト32人のアンサンブルで学生だった僕もなんだか出演しました。燕尾服をあまり着たことがなくて、また、カフスをするシャツも初めてで、なかなかうまく着れなくて焦ったのがついこの前のような気がします。

 その後、さらに日本中にすばらしいホールができて、サントリーもカザルスも特別に響きがいい!と言われることが少なくなりましたが、その果たした意義は素晴らしいものがあると思います。昨日、数ヶ月ぶりに舞台に立って改めて客席全体を眺めてみたら、思ったより小さいホールでびっくりしました。

 せっかくできた日本中のすばらしいホールで毎日よい音楽が流れるといいのですが。。。僕が関わっている湯河原の檜ホールでもこれからどうやって活用していこうかと頭を悩ませています。ホールの関係者も演奏者もお客さんも一緒になって、これからのクラシック音楽の方向を探さなきゃいけない必要を感じます。

ミキーノ 参上

ついに期待のニューチェロ、ミキーノが完成しました。 いろいろあってこのブログには書くのが遅れましたが、スカラのステファノがまだいるときに中村さんの工房に楽器を取りにいきました。ステファノも絶賛でしたよ。

今回のモデルはストラドのピアッテイというモデルですが、中村氏はさかんに

「ピアッティモデルは最初鳴らないんですよ。」 と言っていました。それに加えて彼の楽器は板が厚く、持った感じもどっしりしているので、果たして最初はなかなか大変かもなとひそかに思っていましたが、いざ最初の一音を出してみると、すごい! 特に低音の鳴りと太さは驚きです。

11月3、4,5日に科学技術館で行われる弦楽器フェアに出品されますから、興味のあるかたは見に行ってください。 もうたくさんの人がこの楽器を気に入っており、僕は誰かに取られそうでひやひやしています。 それにしてもこのニスの美しいこと!!

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今年もあとわずか???

 もうあとひとふんばりで、怒涛の10月も終わり! 11月1日はひさしぶりでゴルフだから、週末はちょと練習(ゴルフの) をしようと思って予定表を見たら考えが甘かった、金曜日は東穀コンサート、日曜日はオケのコンサート、月曜日は林光先生の「セロ弾きのゴーシュ」の本番でした。。。。 またぶっつけ本番でゴルフ場にいってあたふたするのでしょう、多分。 音楽会であたふたはしたくないですねぇ。

 金曜日のコンサートはヴィヴァルディのソナタとバッハの無伴奏の5番のさわりを弾きます。ヴィヴァルディは人前で弾くのはおそらく小学生以来!!!! 大変気品のある素晴らしい曲です。 なにか技術的に大変でない曲って演奏会には弾けないような気がしていたのですが、よく考えてみるとたとえばモーツァルトのヴァイオリンソナタなどは、テクニックで考えたら、楽器を始めて数年で弾ける難易度。でも素晴らしい音と音楽で人前で弾くのは一生かけて追求していくような作品です。チェロはモーツァルトさんがソナタを作ってくれなかったので、かわりにというわけではないですがヴィヴァルディを今回弾いてみようと思いつきました。例によってご招待コンサートなのでご興味のあるかたは miyakevc@nifty.com まで。

日曜日のコンサートはサントリーホールでなんだかいろいろなソリストが来てガラコンサートのようなスタイル。チェロはウィーンフィルのスコチッチ氏がドボルザークのロンドとポッパーのハンガリアン・ラプソディーを弾くらしい。一応ソロも思い出し練習しておこっと、本当に何がおこるかわからないですからねぇ。

先週末のステファノ・パリアーニとフランチェスコ・デザンとのトリオのコンサートが以下のHPにアップされています。よろしかったらご覧ください。本当はもっと変な写真がごそごそあるのですが、ちょっと公共の場では。。。。(3人で温泉&かぶりもの大会)

http://www.geocities.jp/hibiya37r/Concert/Concert.html

まだまだ続く秋のシーズン

 先週末はスカラ座のオケのコンマスを11年勤めて、今はソリストとして活躍しているステファノ・パリアーニと、イタリアの各地の音楽祭の芸術監督を務めているフランチェスコ・デザンの3人でピアノ・トリオを弾きました。ステファノとは初めて弾きましたが、さすが世界のトップクラスのオケを長年まとめてきた強力な音楽性に脱帽。 なんだかとても気に入られ、ヨーロッパでメタモルフォーゼの室内楽版をやろうとか、いろいろ言われたけど実現したら楽しそう。

 昨日は来週30日に杉並公会堂でやるコンサートのリハーサル。林 光先生の「セロ弾きのゴーシュ」のピアノとのデュオバージョン。本来はオケとチェロ・ソロなんだけれど、今回はこの形。オケバージョンは群響と弾いたことがありますが、ピアノとだとずいぶん勝手が違います。ある意味機能的ではありますが、テンポの設定とか難しい。 昨日は作曲した林先生ご自身がリハーサルにお付き合いくださり、ちょっと緊張もしましたが、自信にもなりました。 

 今日は先月橋本で弾いたハイドンの協奏曲のDVDとCDが届き、早速反省会。まだまだやり切れていないなぁ、音楽へより深い理解が必要だと痛感してしまった。もっともっとつきつめなきゃ。技術的にも意外なことを見つけてしまいましたが、これは企業秘密。明日からいろいろ試してみようっと。 それにしても自分の演奏をあとで録音などで確かめるにつけ、いまさらながら シュタルケル先生は本当にすごいと再認識してしまいます。音楽家はいつまでたっても勉強です。

寝て待て

 今日は朝から楽しみに中村さんのところへチェロに会いに出かけました。もうほとんど完成ですが、今日はまだ駒、魂柱のセッティング途中でした。まあ変に急いでもらって変なことになるのより、納得のいく仕事をしてもらったほうがずっといいので、楽器だけ眺めて帰って来ました。果報は・・・・・ です 。

 話は変わりますが、また僕の録音したCMがオンエアされています。でも今回のはチェロ一本で何回か多重録音しているのですが、あまりチェロっぽくないので印象に残らないかもしれませんが、CM自体はかっこいいしずいぶん流れていますので、今度見かけたらちょっと注意してみてください。テレビで偶然見かけるのを待てない方は 以下のHPへどうぞ。 http://www.honda.co.jp/CR-V/cm/ 商品はホンダのCR-V というクルマです。

それにしても過去いろいろな商品のコマーシャルをやってきましたが、その製品自体をもらったことがあるのはお線香くらいです。 もっともクルマや家やゴルフクラブ、みんな無料でもらえるはずもありませんが。。

BEETHOVEN

2006_10_004  おととい、盛岡でカルテットの演奏会をやってきました。モーツァルトの「不協和音」とベートーヴェンのOP.129 というすごい直球のプログラム。メンバーの写真はこんな感じ。

  左からヴィオラの竹内、セカンドヴァイオリン鈴木、ファーストヴァイオリン朝枝の諸氏です。なんか自分を含め、濃いメンバーだわな。それぞれ素晴らしい音楽家なのはもちろんのこと、師事した先生を列挙すると、すごいですよ、プリムローズ、ライナー・モーク、ギンゴールド、バリリ、ブライニン(アマデウス弦楽四重奏団)、ミルシュタイン、シュタルケル ともう音楽史を彩る名演奏家ばかり。 短い準備期間でしたが手ごたえのある演奏になったと思います。

ベートーヴェンの後期の弦楽四重奏は本当にすばらしいジャンルでチャンスがあればもっと勉強していきたいです。こんな本格プログラムを弾かせてくれたお客さんにも感謝。 ちなみにホールは盛岡の郊外の 矢吹町文化会館 田園ホールという場所でしたが予想外に(失礼!!)素晴らしい音響で、もしかしたら東北で一番かな?と思いました。

明日は いよいよ中村幹雄氏の楽器に弦が張られて、音が出せます。楽しみだなぁ。

台湾の演奏会の続き

 本番のそのときはなんだかあっという間にやってきました。舞台上にナレーターがいて、僕の名前を呼びましたので、入っていくとおお!やっぱり大きいホールだわ。でも響きはかなりいいので、ドン・キホーテの心情を表す小さい音の表現もじゅうぶん可能です。お辞儀をしてチェロ台に上ったら、なんだかスケートリンクのようになっていて足元が滑りました。あぶないあぶない、ドリフのコントやっている場合ではありません。2006_011

 演奏は自分で客観的にいうのは難しいですがかなりうまくいったほうだと思います。オケもリハーサルのときよりずっと上手で、さすがに国立のオケだな、という感じ。日本のオケとそんなに遜色ない出来栄えでした。お客さん、指揮者、楽員の反応も大変よく、わずかな準備期間で我ながらよくやったと思います。 終演後、事務局に頼まれて大きいポスター5,6枚にサインしましたが、なんでも国立のライブラリーに保存するそうです。

「あなたは台湾の音楽界の歴史に名前を刻みました。」 なんだかコワい話だなぁ、この話を引き受けたときにそこまで想像していたらお断りしているかも。。。。ところで台湾といえば、屋台のおいしい料理、故宮博物館、エステ等が有名ですが、本番の前の僕はすべての誘惑を絶ってホテルにこもっていました。まあいっぱいいっぱいだったんですけどね。特に食事は以前、新日フィルが演奏旅行にいったときに屋台で集団で食アタリにあって大変だったと聞いていたので、今回、僕は生ものは一切食べず、ピザとか食べていましたが、本番のあとはオケの事務局の人や、メンバーの日本人の人とようやく台湾料理を満喫しました。 そのときの写真があるといいんですが、僕のカメラが上の写真を撮ったあとに突然死して、いろいろ写真が撮れなかったのです、残念。。

 ちょっとゆっくり休みたいのですが、今日は厚木で東フィルさんの本番、そして明日が盛岡でベートーヴェンのOP127の弦楽四重奏の本番です。これはちょっとしびれてます。土曜日は小さいサロンですがミラノ・スカラの元コンマスとトリオの演奏会、来週はバッハの5番、再来週は林光先生の「セロ弾きのゴーシュ」、といった具合で今月は完全にオーバーワークです。どれも大事な会なのでひとつひとつ気持ちをこめていいものを創っていきたいと思います。 詳しいスケジュールはまたブログが、HPに告知しましすのでよろしく。

2006_001 飛行機の僕の隣の席は奥さんでもマネージャーでも、あるいは怪しげな絶世の美女でもなく、チェロです! 本当にこの相棒とはいつも一緒です。

我無事生還

 今日の午後台湾から日本に帰って来ました。いやはやさすがにくたびれましたよ。初日に空港に着いて、なんだか妙な違和感、なんで俺、台湾にいるんだろ? 

 迎えに来てくれた台湾国立交響楽団の事務局の企画の人とホテルへの車中でいろいろ打ち合わせ。今回のコンサートはバーンスタインがニューヨクフィル時代に行ったヤングピープルズコンサートの台湾版なので、もとの彼の台本とコンサートの録音を聴くように渡され、明日は朝9時からランスルーね!だって?? まだ一回も合わせていないのにいきなりですかい? それにこの英語の台本、こんなにページ数あるけれど読むの?なんで台湾で英語の宿題?  もう疑問符の山です。 でもその日はあきらめて一生懸命英語を読み、録音を聴き、チェロを練習しました。救いはホテルがなかなか良かったこと。ホテルマンもきちんと英語話せるし、部屋もちゃんとしてる。ランディスというホテルでしたけれど、エレベーターの中で有名な経済アナリストも見かけましたから、いいホテルを準備してくれたんですね。

 翌朝は本番の会場でリハーサルかと思いきや、そのなかのリハーサル室でした。ここらへんの事情は東京でいうとオペラシティに似ています。ちなみにその日、コンサートホールではジェシー・ノーマンのリサイタルでした。(本番聴きたかったのですがソールドアウトでした) 指揮者は僕よりすこし上?くらいの台湾女性、このオケのアシスタント・コンダクターだったそうです。別室で30分くらい一応打ち合わせをしてすぐにオケの待つリハ室に登場。怖かったね、そのときは。オケは全体に若い印象、あとで聞いたら最近再オーディションをして10人くらいメンバーが入れ替わったそうです。(要はリストラされたわけですね、厳しいな)

 最初に合わせたら、ヴァイオリンはレベル高かったのでリヒャルトでもそんなに困っていない感じ、中低弦はやや厳しいかな。管楽器はひとりひとりは上手でしたが、ユニットとしてはどうなのかな? とにかく能力は高そうだけれど、オケとしてはあまりまとまっていないかな?と思いました、正直なところ。 ひととおり合わせて、午後にもういちどリハしたら、

「それでは明日本番ね!」だって、えっゲネプロないの? いきなり知らないホールでぶっつけですか!! でも仕方ないか。せめて少し舞台上で音を出させてよ、と頼んでようやく弾かせてもらいました。写真はホールの前。外観は思い切りアジアンテイストです Photo_3。この続きはまた明日!!

ドン・キホーテ

 今日は朝から晩までドン・キホーテ漬け、あちこち資料のCDもずいぶん集めましたよ。もともと僕はシュタルケル先生、ピアティゴルスキー、フランク・ミュラーの3種類の音源を持っていましたが、それに加えてロストロポーヴィッチ、マイスキー、メネセス、ヨーヨーマが加わりました。

聴いて、なにがなんだかわからなくなってちょっと混乱はしていますが、シュタルケル先生のはったりのない誠実さ、ピアティゴルスキーの音と音楽観が印象に残りました。ロストロの表現の大きさもすごいものです。マイスキーはちょっと期待して聴いたんですが、音の濃さは素晴らしいけれどちょっと無理しすぎ、ヨーヨーマは弱音部分で間延びしている印象でした。彼の音には個人的にあまり魅力を感じないのでルバートしすぎるとつまらなくなるなといつも思います。(こんなこと書くと世のヨーヨーマファンに怒られますね、ちなみに彼のデビューした頃、フルニエのゴフリラーを使っていた時代はとても好きな音でしたが。)

で、三宅はどうする? 結局は自分の感じることを突き詰めていくしか道はないのです。ただ膨大な量のCDを聴いたり、楽譜を眺めていたりしているうちに、今までなんだかピンとこなかったドン・キホーテのテキスト自体がなんだかすこし飲み込めた気がします。彼の勘違いの行動は、傍から見ていて全く的外れで危うく、意味のないことばかりに映りますが、彼はあのような行動を通して自分の存在意義を探しているのではないかというように感じ始めました。今風にいう自分探しというとちょっと軽いですけれど、そうなるとけして他人事ではなくなってきます、古ぼけた昔の本の話ではないのです。 そもそもこんな僕のチェロ人生だって、他者から見たら、無謀に風車に戦いを挑んでいるようなものかもしれません。

なんだかまじめな話になってしまいました。明後日には台湾です、残された時間をあがきます。

えっ 来週?

 昨日の続きのオドロキの電話の話です。 電話は新日フィルのチェロの友人M氏からでした。彼とは学生時代からのお付き合い、ジュリアードで名教授シャピロに長年師事して本当にチェロを愛し音楽を知っている人で、たまに長電話する間柄なので、今日もそうかなと思って態勢を整えるとなんだか話が急いでる雰囲気。

「最近どうっすか?なんか面白いことない?」 (三宅)

「いや、ないけれど来週11日から13日とか万が一空いていない?」(M)

「ん?11日はゴルフの予定だけれどキャンセルできるし、あとは動かせる予定だからなんとかなるけど一体なに?」(三宅)

「台湾にソリストとして行って国立交響楽団とリヒャルト・シュトラウスのドン・キホーテを弾いてほしいだけど」(M)

「??!!」

普通ここでたった1週間でコンチェルトのソロなんてやれない、いうのが良識ある人の考え方。でも僕の場合はよっしゃなんとかやってみよう、面白い!という発想ですからふたつ返事で引き受けてしまいました。10年ほど前にアマチュアオケと一度弾いたことがあったことも僕の背中を押しました。楽譜も僕にしては珍しくパート譜、オケスコア共に3秒で見つかりました。あとはやるのみ!!台湾デビューです。指揮者もオケもヴィオラのソリスト(サンチョ・パンサ役です)も全く未知の人びとですが、まあなんとかします。

こういうとき、本当に良かったなと思うのが自分が英語がしゃべれること、ここ数日間向こうのオケの事務局とずいぶん連絡しましたもの。オケのリハだって英語さえ通じればなんとかなる。 といったわけで少しでも練習したいので今日はこのへんで。

それにしてもこんなことってあるんですね!まあ誰かソリストが怪我したかキャンセルしたかでしょうけど、まさかその代役が僕に来るとは!

ちなみに台湾は行ったことないのであらゆる情報募集中です。よろしくお願いします。

昨日の本番

昨日はピアノの今川映美子さんのシューベルトシリーズの室内楽の音楽会があり弦楽器4人でゲスト出演しました。場所は浜離宮ホール、弦楽器にはとても自然に響くいい会場でした。大きさも550と手頃、難点だったアクセスも大江戸線の駅が目の前にできたのでもっと利用されていいホールです。

写真は右から石田(ヴァイオリン)成田(ヴィオラ)今川(ピアノ)三宅(チェロ)の諸氏です。あとコントラバスの山本修さんがいたのですが、一足早く帰ってしまい、この写真には残念ながら写っていません。あいにくの天気にもかかわらずたくさんのお客さんに恵まれ、メインの「鱒」ではブラボーも飛び交い充実したコンサートでした。みんなほっとした顔の終演後の一枚です。今川さんが舞い上がっていて、新聞紙にくるんだ花束をもっているのが笑えます。

2006_10_007

実はこの本番の前の夜にびっくりするような電話があり、僕はあまりよく眠れませんでした。その内容とは。。。。 明日にひっぱりましょう。

SVX

以前、HPのエッセイに書いたことがあるんだけれど、ここ数年SUBARUのSVXという名車に2台続けて乗っていました。このクルマ、製造中止になって10年ほどたつ上にわずか6000台弱しか国内で販売されなかった珍しい車です。

家の近所に中学時代の悪友Yが住んでいて、商売が中古のクルマ屋なんでいろいろ情報が入ってきてしまうのですよ。そしてこのSVXも最初は代車として乗ったのですが、あまりのスタイルのかっこよさ、トルクフルな走りにほれて購入してしまいました。

そして楽しいクルマ生活を送っていたときに、某オーケストラのコンマスのA君が、SVXの大ファンで新車時から大事にしてきたSVXをどうしても譲らなければいけないという話を聞き、僕は前代未聞のSVXからSVXへの乗り換えを敢行しました。ボディカラーも同じで周囲の人はほとんど買い換えたことに気がつかないというこのオタク趣味!! その走りは最高でしたが、なにぶん古い車ですから結構壊れて、昨年は一年のうち3ヶ月は入院という、イタリア車も真っ青の道楽くるまでした。

2ヶ月くらい前に仕事でA君に会ったら

「久しぶりなんでSVX乗せてください」

とか言うのでキーを渡したら、彼はそこらを走ってきて

「もしこのクルマを譲るときは声をかけてください」

なんて真剣な顔で言っていましたが、それから話が急展開してつい先日、僕のくるまはA君のもとへ帰ってしまいました。 彼ならあの名車はこれからも長く大事にされるでしょうけれど、困ったのは僕です。さて何に乗ろうか?? お金は限られているしねぇ。今はとりあえずの足として、Yからビュートという小さいくるまを貸してもらっていますが、坂道とか結構大変です。

くるまなんて本当Photo_2 は走れさえすればいいんですけれどね!

これはビュートです。

音程談義

 数日前に桐朋時代の同級生、ヴァイオリンのMから

「Pっていう管楽器の雑誌の社長さん覚えているよね?うどんすきでも食べませんかっていう話なんだけれど来ない?ご馳走してくれると思うよ。」 というおいしい(まさに)話が来ましたので、僕は喜んで待ち合わせの京橋へ出かけました。

 うどんやの二階の個室にはPのオーナーのS氏、Mのほかにピアニストの奥さんと、数年ぶりに会う、やはり同級生の指揮者のEがいました。(この男はミジンコというひどいニックネームで呼ばれており、僕もそれがすっかり定着しているので、うどんやでついつい

「おおっ!ミジンコ、久しぶりじゃないか!」 と大声をだし、周囲の白い視線を浴びたのでした。)

 さてあいさつもすみ、席に着くとSさんが

「じゃ先に仕事を済ませますか。」と言ってテーブルの上に小さい録音機を出したので僕は驚きました。

「若い管楽器奏者のために弦楽器奏者から見た音程の話をしてほしいんですよ。」

なるほど、ただ飯にはわけがあったのね。でもそこから話が止まらなくなりロング座談会になってしまいまいした。しゃべりまくったあの内容をまとめるのは大変だし、雑誌には載せられない発言もチラホラ。ちゃんと掲載が決まったらまたお知らせしましょう。

 

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