フォト
2014年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 2006年10月 | トップページ | 2006年12月 »

エンビ服と私

みなさん、エンビ服って知ってますよね? オーケストラの男性諸氏が着ている尻尾の長ーい黒い服です。(ちなみに偏見ですが、たまに女性楽員が男装の麗人よろしくこの服を着ているのはあまり好きではありません。)
このエンビ服、初めて着たときはなんだかプロになったなぁ〜と嬉しかったのを覚えています。かなり特殊な服なので、吊しなどはなく、オーダーになるので実はかなり高価です。(生地も尻尾のぶん余計に必要だし!?)
 僕が最後にエンビ服をつくったのは、ずいぶん前なんで、なんとなくそろそろ新調したいかなぁと思っていたら、先日、コントラバス奏者のKが話しかけてきました。
「ねぇねぇ、ミヤケちゃん、この前さぁ、大阪でエンビつくったんだけど、生地はご機嫌だし、軽いし、シワもすぐ取れちゃうんだよ。しかもバカ安でさぁ。」
「それって例の店?!」
 そうです、大阪には我々音楽家や吉本興業の芸人が舞台衣装を探す有名店、Mがあるのをミヤケは忘れていました。すごい店ですよ、ピンクのタキシードの上下とか普通に売ってますからね。Kの自慢話はまだ続きます。
「オレがさぁ、○十万円かけて△■□百貨店であつらえたのよりイインダヨ、見てよ、この裏地!最近オレの一張羅はこっちだよ!」
 おいおい、お前はセールスマンか! でもその話をきいて、実はとても羨ましくなって、大阪のMに行きたくなってきたのさ! なんか大阪に行く仕事ないかな。

天気

僕は結構天気に左右されちゃうんですよ。まず気圧が下がるとチェロが鳴らない気がするし、雨が降り出すと弓の毛が伸びて、これまた具合が悪い。かといって、これからの季節、乾燥し過ぎるとこれまた楽器が割れそうだし、音もなんだかカサカサしてきます。いったい温度、湿度共にちょうどいい季節は年間に何日あるんでしょうね。
チェロを持って出かけるにも雨が降っているか否かは大問題!傘が必要な場合は僕の場合、100%クルマで出かけます。チェロと傘で大荷物になるということもありますが、実は僕の持っているチェロケースはちょっと雨漏りが。。。また安いの買うからなんじゃない?と言われてしまいそうですが、このケースはなんと最軽量&最高値の高級品! でも雨が漏るなんて、なんだかイタリアの車のようですね。なかなか味わい深いけど実用性は? 楽器はなんといってもイタリアがいいですけれどね!

大作曲家の病歴

 という怪しい題名の本を、古本屋で見つけて読んでいるのだがなかなかオモシロイ。そもそも音楽大学という場所で、各作曲家の人生についての考察の授業なんてあったのだろうか?ミヤケくんが単に寝ていて覚えていないのだろうか!

意外にもわれわれ音楽家は個々の作曲家の書法やら特徴についてはそれなりに知っているのだが、個々の作曲家がどんな人生を送って、どんな性格で、なぜこの作品を生んだかということにかけて割りと無頓着であるのよ。えっ?それはお前だけだろうって?やっぱり寝てたか! 

 僕の読んでいる本はパート2にあたり、メンデルスゾーン、チャイコフスキー、パガニーニ、ワーグナー、スメタナ、ドボルジャーク、ブルックナーといったスター作曲家の病歴を通して彼らの人生を振り返るというユニークな視点に魅せられて、読み出したのだが、まずいえるのは結構みんな変人! 桐朋時代の作曲家の友人たちもアブナイ感じが若干あったが、その比じゃないですよ。ブルックナーなんて愚直な宗教にまっすぐ向き合った人というイメージだったけれど、そのほかになんでもかんでも数えないと気がすまなくて、おまけに死体とか殺人とか死刑に非常に興味があり、自分の先生の頭蓋骨を自分の手元に保管したいと役所に手紙を書いたり、もうけっこうハチャメチャである。この現代のインターネット時代に彼が生きていたら一体どんなことになっているか、ちょっとぞっとするな。

 ブルックナーは気持ち悪かったけれど、ドボルザークの記述は面白かった。有名なチェロ協奏曲は、ナイアガラの滝を眺めていてアイディアが沸いたなんて、全然知らなくてびっくり。確かに壮大な曲だけれど、世界最大の滝のイメージとは知らなかった。あと彼はなぜアメリカに行ったのか、よくわからなかったけれどどうやらヨーロッパにいるときの20倍の年収をもらったこともあるらしい。まぁ人間だからね! なんて豆知識で頭がいっぱいになってます。

 この本の欠点は一挙に読めないこと。ミヤケの場合は速読、乱読を得意としているのだが、この本の場合、それをやると各々の作曲家の人生や病気がまぜこぜになり、収拾がつかなくなるのです。一日一作曲家をモットーに注意深く読み進める日々です。

 それにしても大作曲家たち、みんな死ぬのが早いよ! モーツァルト、シューベルトは若死で有名だけれど、メンデルスゾーン38才、ウェーバー39才、チャイコフスキー53才! 長生きのブルックナーで72才。 現代はなんと長生きになったこと!その分人生が薄まっていないといいな。さぁ、ちょっとチェロ練習しよっと。

 

知らないのは本人だけ

 なんかおおげさなタイトルですが、音楽家は一度自分が弾いたコンサートの評とかあまり、知らないのですよ。さすがに取材をうけてインタビューとかされれば、どのメディアにいつごろでるとかは知っていますが。 たとえば某有名音楽専門誌の音楽会の批評なんてほとんど載るかどうかもあまりわからない。雑誌を本屋で立ち読みして「あれ、でてる!」とか、知り合いの人に「出てたね」 とか言われてはじめてわかることも多々あります。そういえばいつかの管楽器の雑誌の取材、なんにも話がないなぁ、ボツかな。

 昨日、録音仕事で都内のスタジオにいったら制作会社の人に「三宅さん、最近CMのソロ、しょっちゅう出てますよ」 と言われ、えーっとなんだっけと考えてしまった私。今年の最初のほうに録音したシューマンのトロイメライのことらしい。たしか例の再○館製薬の○○ホルンリンクル? 「けっこうしょっちゅうやっているみたいです。」 僕はまだ見たことないなぁ。

コンサートいろいろ

土曜日は芸大の中にある奏楽堂でカンタータの演奏会でした。今年亡くなった指揮者の佐藤功太郎さんのメモリアルコンサートという意味合いの会でした。
指揮はシュナイト氏というドイツ人。カール.リヒタ-の後をついでミュンヘン・バッハ合唱団、管弦楽団の芸術監督やバイエルン国立歌劇場の常任指揮者をはじめ重要なポジションを経てきた大物です。僕は彼の棒で弾くのは3回か4回めでしたが、毎回感心&少し参るのは練習のしつこさ!まるでオケに任せない感じで隅々まで妥協なしで自分の音楽に染め上げていきます。くやしいけど本番はなかなかいいんですよ、毎回彼との仕事は考えさせられます。
日曜日は三鷹にスティーブン・イッサリースのリサイタルを聴きに行きました。彼の演奏はCDでしか知らなかったのですが、僕の好きなアプローチで、しかも使用する楽器がフォイヤマンが持っていたストラディバリなので、とても期待して出かけました。会場は500ほどの客席がほぼ満席、さすが人気チェリストだなと半分やっかみながら席に座りました。
プログラムはオールシューマンという渋い選曲、さて、いざ彼とピアニストが舞台に出てきて演奏が始まると、音が小さくて聞こえないよ!ピアニストはすごく上手で繊細な音で弾いているのにもかかわらぜ、チェロの楽器本体が鳴ってない。いやぁ実演を聴いてみないとワカリマセンネェ。それにしても結構お年を召したお客様が多かったんだけど、聞こえたのかなぁ?

油断すると

油断すると、更新しないで数日がすぐ過ぎますね! ブログは結構大変。
ところで先週、例のミキーノで初めて録音仕事と本番をやってみました。 録音は結構大編成のオケだったのですが、はるかかなたのバイオリンの友人が「その楽器はいったい何?」とわざわざ聞きにきました。僕の調弦の音でいつもと違うとわかったみたいです。普段から神経たっている人はすごいね。僕の普段のチェロのダラリオはなにしろ音が深くてよく聞こえるので有名な楽器ですから、それと比べるのはフェアじゃないと思いますが、それでもミキーノのダラリオにはない線の太さ、素直さはとても魅力的です。
本番は、本番というのには少し大げさで、実は弟子の結婚式でスピーチ代わりに小曲を弾いたのです。結婚式で弾くのって、弾く前にアルコールはあまり飲めないし指ならしもできないので実は結構な緊張です。(指慣らしです!指鳴らしではありません、念のため) また僕の場合、ひとこと面白いことを話そうとするので余計に大パニックになって大変なんですが、先日の演奏なかなかうまくいき、よいデビューでした。(スピーチもそれなりに)
あとひと月くらい弾いたらキチンとした公開の場で御披露目したいものです。

本番の服の準備

 僕にとって本番前の服の用意ほど、苦手なものはないかもしれません。人によっては奥方、あるいは母上に頼む人もいるみたいだけれど、僕はあまりそういうの好きじゃないので、自分でタイやらカマーベルトやら詰め込むわけです。桐朋の学生時代に、いまや売れっ子指揮者の某が楽屋で、「あーっ!!うちのおふくろの奴、ワイシャツを入れ忘れやがって!」 とか喚いているのを横でみて,ああはなりたくないなと思ったものです。(もしかすると、僕があまり他人を信じていないのかもしれませんが。。。)

 さて、たかだか服を詰め込むのが、どうして苦手かというと、持って行くものが多すぎるのです。ただでさえ楽器や弓、松ヤニ、楽譜、と持っていくものが多いのに、本番の服はその種類によってそろえるものが違うのが面倒です。たとえば蝶ネクタイひとつとっても、燕尾服のときは黒蝶タイ、タキシードのときは白蝶タイ。このふたつは本番で間違えて持っていったり、あるいは最初からまったく持っていかなかったことは数知れません。あるときはオケのほかのメンバーにスペアを貸してもらったり、ホールのそばの貸衣装やに行ったり、器用な友人が紙ナプキンを加工して作って(!)くれたり、地方でデパートに白の蝶ネクタイを買いに行ったら「蝶ネクタイは黒と決まっております。」と説教されたり、毎回いろいろなことがあり、コンサートを乗り切っております。

 あと、準備で案外大変なのは黒靴下。それのどこが?? 黒靴下もしょっちゅう忘れてコンビニで買うので、膨大な量があり、その中から右と左、同じものを探し当てるのが一苦労。たまの休みに、床一面に黒靴下を並べて、トランプの七並べかなにかみたいに同じものを血眼でさがしていく姿は、世間のみなさんが思っているチェリスト、音楽家、芸術家=セレブ、高級、ハイソ、生活観がない、といった幻想を完全に打ちくだくものであると確信します!!

 実はいま、僕はこの黒靴下問題について抜本的な打開案を胸に秘めているのですよ。これが実現されれば、僕の黒靴下に関する悩みは一発解消なんですが。。。。。その案ですか? すべての黒靴下を同じメーカー、同じ商品で統一して、10足くらい買い込めば、あとは任意に抽出した2つでかならず右左そろった正しい1足になるわけ!! どうです?このコペルニクス的発想の転換!! ところがなかなか実現に至らないのです。 だって今までの靴下をどうするんだ、もったいないよー。

オケはこわいよ。

 今日から神奈川フィルの定期の練習。中国の国立交響楽団の音楽監督が指揮者なので、プログラムのうち3曲はお国物。あとはシベリウスのトゥオネラとストラビンスキーの火の鳥組曲という演目です・

 火の鳥の2曲目のプリンセスの曲にチェロの実に弾きにくいソロがあり、一生懸命準備していきました。だって♯(シャープ)が6つもついているのですよ!! プロだって調性のややこしいのより、簡単なほうがもちろんラクですよ。。。。おまけにチェロソロ直前のオーボエのソロがだいたいうまいんですよ、プレッシャーがかかります。しかも一瞬なんで、本当に集中力が肝心。何回弾いても頑張りがいります。

リハーサルはおかげでバッチリいきましたが、実はやたら目立つのはシベリウスのチェロソロのほう。結構しびれましたが、こちらもなんとかうまくいったけれど指揮者さんはなんだか喜んでて投げキスしてきたらしい。チェロの友人が教えてくれたけれど、よかった、直接その現場を見なくて。。。。

 神奈川フィルさんはじっくり音楽に取り組んでいる姿勢と美しい音がとても好きです。僕も日本中のいろいろなオケにゲスト首席でいったことがありますが、好きなオケのトップ3のひとつです。練習会場も保土ヶ谷のアートホールという自然豊かな公園のなかにあり、その環境も素晴らしい。金曜日のみなとみらいホールの本番が楽しみです。 

 

弦楽器フェァ

 昨日、科学技術館というところで行われている弦楽器フェアに出かけてきました。主な目的は、僕のチェロ、ミキーノが試奏会で、弾かれるのを客観的に聴くことでした。

 この催し物は必ずというわけではないけれど、一応毎年見に行くことにしており、会場の雰囲気も知っているのですが、今年はなんだか違う空気。 まあ自分の気持ちが違うんだよね、自分の楽器が弾かれるぞ!って急になんだか落ち着かず、親戚のこどもの発表会でも見に行くような感じ。

 それにしても会場はすごい熱気。たくさんの弦楽器職人のブース、世界中からの弦楽器関連のお店が出展しており、また、基本的に展示してある楽器をその場で試せるとあってあちらこちらおうでメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、ドボルザークのチェロ協奏曲等名曲のさわりが弾きまくられていて、長時間いると精神的に参りそう。(うまい人ばかりじゃないんですよ)

 中村さんのチェロは、展示されてあるチェロの中でもひいきめかもしれないがひときわ美しく品格があり、前を通る人はみんな興味をもって覗き込むのですが、そこにボードがかけてあってひとこと。

 「 売却済のため、試奏は製作者の立会いでお願いします。」

 仕方ないですよ、なかには扱いの荒い人がいますからね。さてお目当ての試し弾きコンサートは3時から。会場にいってみると結構たくさんのお客さん。300くらいいるか?演奏者はT響の首席のO氏。弾かれるチェロは全部で6本。それぞれの楽器で7分くらいの曲を弾いていました。結論からいうとミキーノは本当にすばらしかった。音の品格、バランス、遠くからみた外見、すべてに満足。 僕の客観的な採点(?)では6本中2番目に良かった。 えっ?一番じゃないの?じゃ誰のが?  それはですね、日本の弦楽器製作者の重鎮、園田氏のチェロがよかったです。即戦力の音がしてた。日本人初のトリエンナーレ1位は伊達じゃない。さすが!と感心しました。

 でもね、あとでその園田さんの作品をよく見ようと思って近くで見たら、ラベルに1995年製って書いてあった。えっ?それってどうなんだろう?ミキーノは先々週にできあがったばかりだよ。それで結構いい勝負してたよ。中村さんてやっぱりすごいぞ。

 せっかくつくってもらった楽器なんで毎日弾きこんで、早く演奏会で使いたいものです。来週、神奈フィルの定期で「火の鳥」の中にチェロソロがあるから、使ってみたいがどうすようかな、練習で試そうかな。楽しい悩みです。

昨日は芝刈り

 いい天気に恵まれた昨日、埼玉方面へゴルフに行ってきました。平日にゴルフなんて優雅にきこえますが、土日は混むし、料金は高いし、おまけに音楽家の場合はコンサートの本番がある場合が多いので、平日のほうがずっといいのです。

 昨日のメンバーは東フィルのコントラバスのK氏、新日フィルのホルンのA氏、神奈川フィルのオーボエのY氏でした。みなさんそれぞれ個性が豊かでそれがプレーにも反映されて楽しい一日でした。

 K氏は優しく人柄でこういう場のまとめ役です。フォームはなぞの自己流打ちですが、スコアは僕のはるか上。彼とのラウンドはとても楽しく、彼とゴルフに行くのを嫌がるヒトはいないでしょう。

 A氏はこのゴルフの前夜、北上で本番があり、そこから500キロの道のりを運転して帰り、2時間ほど寝てゴルフ場へ向かったという大変なハードスケジュール。このメンバーではだんとつの技量の持ち主ですが、昨日はさすがに疲れが。。。それでも素晴らしいスコアでした。それにしてもそこまでして遊びにくるかね? いやいやヒトのことは言えません。

 Y氏は桐朋の大先輩。美しいフォームと衰えぬ闘争心で、確実にスコアをつくっていきます。調子がよくなくてもじっと耐えていく姿勢はすごいです。ミヤケ、見習え。

 それでミヤケのゴルフは。。。。ドライバーは飛びますよ!!、まっすぐいけば。  アイアンはきれますよ!!、ちゃんとあたれば。 アプローチもなかなか!!、欲をかきすぎて、無謀なことをしなければ。 パットはセンスがいい!!、しゃべりながら適当に打たなければ。。

 遊びだからこそ、もっと真剣にやったほうがより面白いんですけれど。。。。。それにしてもこんなゴルフのミヤケの人間性って、いったい???

« 2006年10月 | トップページ | 2006年12月 »