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東京オペラシティ

 今日はデュオ・シルフィードというピアノとギターのデュオに室内楽で賛助出演。 ソロでグラナドスのアンダルーサ。あとはパガニーニのギター四重奏とブラームスのピアノ四重奏の1番を弾きました。 

 パガニーニといえば ヴァイオリンの名手で知られていますが、ギター? と思った方もいらっしゃるでしょう。 結論からいうとやはり彼はヴァイオリンのスペシャリスト。 全編をヴァイオリンがヴィルトゥオーゾでかけめぐり、チェロ、ヴィオラにも、たまにそのおまけでメロディーがあり、ギターはほぼコード関係担当、という曲でした。 でも楽しい曲で、ヴァイオリンの石田くんの超絶技巧にお客さんも大うけの様子でした。 最終楽章なんて難しいのに、とても早いテンポでスタートして、そのまま弾ききるとは さすが石田、恐るべし。

 会場は東京オペラシティのリサイタルホールだったのですが、このホールは舞台を自由に配置できるという特徴があり、今日は客席が横長でしたが僕はあまり慣れていなくて少し戸惑いました。 でも客席数が手ごろで、使用料も手ごろ、駅からつながっていて、響きもまあまあ、となると大変な人気で、公演日の1年半まえでも、金曜や土日はとるのが難しいそうです。 1年半先!! 僕はなにをしているやら。

 新宿のあたりは夕方から夜にかけて大変な雷だったそうですが、ホールの中ではまったくわかりませんでした。 これってすごいことの気がします。ただし演奏中になんとなく楽器の調子が変わったので、もしかしたら外は雨かもな?と思っていました。 なんと繊細な楽器。 間違いなく弾いている人間より敏感です。 

 明日、あさってと自主休暇。よく考えると、8月はまだ1日も休んでない! ハタラキスギです、、、、、

日本橋蛎殻町

 おとといの金曜日に恒例の東穀コンサートがありました。 もともと穀物の取引所だった場所でのコンサート。 案外響きが豊かで面白い会場です。

 もう10年以上、年に3,4回のコンサートを重ねていますが、実はコンサートのあとの打ち上げがとても楽しみなのです。 というのは 日本橋蛎殻町や水天宮のあたりの街をご存知の方はおわかりになると思いますが、趣のあるおいしい飲食店がたくさんあるのです。 

 それでは毎回いろいろな場所で バラエティに富んだ会食をしているのというと、実はその正反対で、過去10年で、一回だけ例外がありますが、それを除いてずっと同じ店に行き続けています。 そのお店は「R」という昔ながらの洋食やさんなのですが、まさに昭和レトロそのものといった感じで、その味もまったく変わらず、訪れるたびに舌鼓を打つと同時に、ずっと同じ質を保ち続けることのすごさに感服します。

 あまりに長いこと通っているので、メニューも覚えてしまっています。 スープは昔ながらの味のじゃがいものポタージュスープ。サラダは、ポテトサラダ、カニサラダ、アスパラサラダのチョイスがあります。 そしてこの店の十八番は ビフテキ!! まさに箸で切れる柔らかいお肉です。 ステーキじゃなくて、ビフテキですからね! ミディアムとかレアとかありません。とにかくビフテキを頼むと幸せになれます。 メインになる料理はほかにも、鳥のもも肉のステーキや、大きな有頭えびのフライなど、おいしいものはたくさんありますが、どうしてもステーキは外せません!

 メインのあとのご飯ものがまたすばらしい! ポークライス、オムライス、ドライカレー、カレーライス。どれも 懐かしくてうっとりする味です。

 どうです?行ってみたくなたでしょう?  しかもお値段はお値打ちですよ、ポークライスとか800円です。 お店のお姉さんたちも思い切り昭和の感じで(おっと失礼) いい雰囲気です。 

 そんなすばらしいお店なのに、おとといはコンサートのあとに 録音の仕事があって食べ損ねちゃったんですよ!!! 

 その店の名前は、、、と発表するのは簡単ですが、なにせ今でも十分に流行っているお店なので、むやみに宣伝するのもどうなのかな? ヒントは人形町の駅降りて1分です。どうしても、食べにいきたい方はご連絡ください。 そっとお教えします。

運転手?

 一昨日、幕張のホテルでサロンコンサートのあと、都内で夜、録音仕事。それで家に帰ればまあまあ普通の日なんですが、そのあと、トレーナーをやっている横浜国大のオーケストラの合宿でなんと、クルマで志賀高原まで行きました。 たどり着いたのは夜中の1時。 ほんと、よくやりますよ。

 学生オケの指導は、横浜国大と国際基督教大学のふたつの学校をやっていますが、これはお金のためではない!と断言できますよ。 なんで夜中に好きこのんで志賀までいくんだか。。  でも着いてみたらかなり涼しく、というより寒いくらいで ちょっと嬉しくなりましたが。

 次の日は一日中レッスンをしてまた夜中にロングドライブ。 二日で600キロくらい走りましたよ。 本物のプロのドライバーとは比べられませが、一般的にはたいした距離ですよね? ちなみに僕は年間平均20000キロくらい運転しますよ。 一番多かった年で30000キロ走ったこともあります。 昔は運転大好きだったんですが今はちょっと面倒くさくなってきました。 そろそろトシ??? いやだなぁ。 

なんだか

 忙しくてバタバタ。 おまけに暑いし、なかなかブログまで手がまわらず、、、すみません。 一番焦っているのは、9月のアタマの東響のゲスト首席の仕事。 こども定期というサントリーでのコンサート。 楽譜がきてみたら シュトラウスのアルペン交響曲があって、あれ?そういえばやったことないじゃないですか!

 けっこう長いこと、ゲスト首席でいろいろなオケで弾いていますから、かなりレパートリーはありますし、幸いなことに一度弾くとかなり楽譜を覚える、というラッキーな体質なので ずいぶん助かっていますが、ひさしぶりにやったことない曲です。 たしかホルンが大量に動員されるはずで(18本?) おそらくチェロなんてたいして目立たないはずですが、それでもばっちり勉強していかないと。。 9月、10月の仙台フィルの定期も「英雄の生涯」やら「幻想」(これは難しくないけれど)があってさらわないといけないし。 ああ大変。 それなのにこの暑い中、なぜか外で車のタイヤ交換などしているチェリスト!! いやぁクルマ屋さんは大変だ! まさに滝のような汗をかき、腹筋も上腕も背筋も使います。一日一台分のタイヤ交換をすれば、たぶん今ちまたで大流行の ビリーなんとかは必要ないと思うなぁ。 ダイエットのためにクルマやでバイトするか? 

 9月にある演奏会のDMもださなきゃ! 9月23日の東京文化会館小ホールなんですが、シューベルトの弦楽五重奏を弾きます。 僕の意見では世の中で一番美しく、天国に近い曲だと思います。 近々チラシもここに載せますのでみなさま是非是非よろしく!!

新たな失敗

軽井沢でサロンコンサートの日々です。初日の昨日、ビックリするニューバージョンの失敗が起きました。
本番5分前に着替えていて 最後に黒靴下を履こうとして 左足のぶんを履いて 右足にかかろうとしたら なんと さっきまであった靴下が行方不明! パニックになりました。 もうお客様は待っています。右足だけマジックで黒く塗ろうかと思いましたよ、真面目に。マジックを手にとって まさに塗ろうかという数秒前に ふと「ん! まさか?」 と思って 左足の足首を触ると なんだか膨らんでる! なんと 左足に右足ぶんまで履いてました! なんだかいよいよ長嶋監督の域が近づいてきましたよ!

夏の予定

 イタリアぼけぼけから ようやくもどった今日この頃です。 今週末からは 恒例の北軽井沢での「芸術の家」でのコンサート。 この暑さでやや夏ばて気味なので すこし涼しい場所でリフレッシュします。15日までいますので、思い立った方はぜひいらしてください。

 今 ちょっと楽しみなのはチェロの変化。 先週調整を大きく変えたのがどうでるか? 大きく変えたといっても 駒の位置を3ミリ弱動かしただけなんですが、3ミリという数字は僕らにとってびっくりするくらい大きな数字です。 今まで響いていなかった部分を鳴らさなきゃいけない感じで 僕というよりもチェロ自身が戸惑っているみたい。 それをチェリストミヤケがどうやって説き伏せるか。。。

 8月のコンサートは恒例の東穀コンサートが24日にあります。 ドビュッシーのチェロソナタ等弾きます。 これはご招待コンサートなので ご興味のあるかたは miyakevc@nifty.com まで。

 前後しますが 20日も室内楽のコンサートが幕張の ホテル ザ・マンハッタン というところで 14時半からあります。 このコンサートをプロデュースしている徳川眞弓さんというピアニストがインディアナ時代からの友人なのです。 ベートーヴェンのトリオや ラフマニノフのソナタの3楽章など。 

 26日は川崎の親子劇場の主催で大きなコンサート。でもこれは会員制かな?

 28日は東京オペラシティで デュオ・シルフィードという 美男美女、下森佳津美さん(ピアノ)竹内永和さん(ギター)の室内楽コンサートに出演。 パガニーニのギター四重奏曲という僕も初めての曲とプラームスのピアノ四重奏の1番 を弾きます。 ブラームスは僕が大好きな曲のひとつ。 今から楽しみです。 ヴァイオリンは今をときめく石田さん、ヴィオラは成田さんです。

 9月もいろいろご紹介したいのですが、とりあえず今日はここまで。 みなさん どうぞよろしく。。

真夏ですね

 いやはや暑いですね!! イタリアもナポリで45度などめちゃくちゃな高温の夏ですが、それでも夜は涼しくなりますし、湿気も少なめなのでなんとかしのげますが、ここ東京の夏ときたら! 僕の家は郊外ですから、これでも都内から帰ってくるといくらかましなのですが、それでもしんどいですね。

 昨日、ワルガキ高校生時代のお話を書きましたが、そういえば夏休みもアホなことしていたのを思い出しました。 ある8月のあつーい午後に、友人と四人集まって、なにやら悪い相談。

「こんなんじゃ、夜暑いくて眠れないよ!」

「夜中に泳ぎにいこうぜ! 涼しいよ、きっと」

「じゃあ 地元の中学校のプールに忍び込もうぜ」

「12時に集合な!」

 誰か 話を止めればいいのに、それどころか あっという間に 悪い相談がまとまり 僕は近所のSと一緒に 家をそーっと抜け出し 住宅地の真ん中にある中学校に向かいました。 夜中の12時ですから うろうろしているところを警察官に見つかってしまうと めんどくさい と思い、慎重にあたりを伺いながら歩いていくと 前方から友人O高が 足音をパタパタさせてやってきました。 近くに来ると なんと上半身ははだか、海パンの上からバスタオルを腰に巻き、ゴムぞうりです。 どう見ても 夜中の12時に泳ぎにいくようにしか見えません。 海の近くとかならともかくも まったく この男は!!

 それからとにかく 四人集合したので プールの金網を乗り越え 水に入ると おー なんと涼しくていい気持ち! 月もほぼ満月で 涼んでいたら 突如 O高のやつが

「バッシャーン!!」

 思い切り飛び込みました。 おいおい 学校の用務員さんに気づかれたらまずいじゃん。 ところが O高のやつはまるで お構いなしに バタフライを敢行。 僕らはなんだかおかしくなって爆笑したものでした。

 今日の夜とか プールに入りたいなぁ、でもどう考えても侵入罪だよなぁ。

「チェリスト 中学校のプールに不法侵入で逮捕」

 かっこ悪すぎる。。。。。

こまえ

 5日の日曜日にピアノのチェと一緒に、狛江市主催のこまえ平和フェスタという催しものに出演しました。

 実は僕は高校は音楽高校に行こうと思っていたのですが、両親の反対であえなく断念。都立高校へ通っていたのですが、それが狛江高校でした。 小田急線で多摩川を渡るときに新宿方面に向かって左手に見えるんですよ! それがどうした?っていわれると返事のしようがないのですが。。。

 狛江高校はまじめ進学高校だったので、僕にぴったり(!?)の校風でチェリストは比較的静かに暮らしていました。 入学式のあとのオリエンテーションをさぼって多摩川でボートを漕いでいたり、陸上部の部室でマージャンに明け暮れていたり、数学の授業を抜け出して向ヶ丘遊園のボーリング場でストライク!なんてことは もちろんありませんでしたとも!! フジテレビの「笑ってる場合ですよ」という「笑っていいとも」の前身の番組に出て優勝? さあ忘れちゃったなぁ。

 当時の都立高校はなかなか自由があり、3年生のときは 選択授業で 90%の生徒は受験のために 数Ⅲやら 難しいことに取り組んでいましたが、僕はチェロさえ弾ければ、桐朋学園は入れそうだったので(なにしろ学科は作文とすごい簡単な英語しかなかったのです。) 就職組の仲間に入れてもらって それはそれは楽な授業のスケジュールをくんでいました。

 なかでも傑作だったのは 教養地理という科目で みんなが 物理の難問で苦しそうな表情で 教室の机に向かって苦しんでいるときに 僕らは校庭で 簡単な測量の実習とかやっていて

「おーい、ミヤケ、もうちょっと右だぞー」

「はーい」

 なんて のどかなものでした。 ある日の授業などは 「新宿の高層ビル調査」と称し、それぞれ数人でひとつのビルを指定され、1分間に何人の人が出入りしたか、等の単純なレポートを提出するのみで 解放されました。いったいあの授業はなんだったのかな?

 金曜日などは 朝1,2時間めが体育で 数人で 先生も交えてテニス。 3,4時間めが空き時間。 昼食のあとの5,6時間めが 音楽 というとても受験校に通う3年生とは思えない時間割でした。 担任の先生もでたらめで、受験1ヶ月前の1月のある日曜日に、

「おい、K井、N沢、M、みやけ、俺が引越しするから手伝いに来いよ!」 なんてありえないことを 言い出し、それを面白がって実際に出かけていく僕らも僕ら。 引越しのあとで新居で先生を囲んでマージャン大会なんて 今なら先生クビでしょう。 ところがなぜか全員現役ストレートで合格してしまい、(ちょっと自慢ぽいですね) それも東大、電通大、東京理科大、そしておまけの桐朋ですから まあ のんびりとしたいい時代でした。

 そんな高校時代の記憶のくすぶる狛江の地で なんだか立派な人 のように していると大変くすぐったいような心持ちでした。

 

フラガール?

 イタリアにいく往復の機内で、今回は映画を楽しもうと思って、ノイズキャンセリングヘッドホンまで持参しました。 このヘッドホン、長旅には本当にお勧めです。 BOSEのがいいらしいですが、他社製品の2倍の値段になんとなく反発を覚え、日本製品、パナソニックをチョイスしましたが、結果的にとてもよかったです。

 最近は、エコノミークラスでも個人ヴィデオがついていることが多くなりました。そしてたくさんのコンテンツから好きな映画を選べるようになったのは本当にいいことだと思います。

 さて、今回最初にみた映画は「ナイト・ミュージアム」 NYの国立博物館の夜間警備員になった主人公が、夜中に生命を吹き込まれて暴れる展示物(恐竜、インディアン、ライオン、ミイラ、ネアンデルタール人etc.)と起こす珍道中にヒューマンドラマが織り込まれるハッピーエンディングという、いかにもアメリカ映画らしい軽い内容ですが、機内の暇つぶしにはもってこいでした。

 次に何をみようか、いろいろ探しました。 話題作の「父親たちの星条旗」や「硫黄島」もありましたが、硫黄島は映画館で見ましたし、なんだかちょっと重いかなとパス。 同様に星条旗もなんとなく敬遠。 なんとなく目に留まった「フラガール」をみることにしました。 内容についてはあまり知識がなく、「ウオーターボーイズ」みたいなものかなと思っていましたが、始まったら、コミカルな中にもすばらしい内容。 気がついたらポロポロ泣いていました。 そしてその瞬間に、客観的に考えて、いいとしのオジサンが「フラガール」を見て涙をこぼしているのがとてつもなく可笑しく、泣き笑いになりました。

 ただ少し冷静になって考えると、長距離移動中のミヤケは、どうも感傷的になりやすいようです。 ずいぶん前ですが、新幹線の中で「アルジャーノンに花束を」で号泣したこともあるし、昨年も「天国の本屋」なる映画で半泣きになったという実績もあり、今回もそのパターンかもしれない、と思っていましたが、帰国後にこの「フラガール」の話を録音の仕事のときになんとなくしたら、

「いや、あれはいい映画だよ」「俺は6回見た」 といった賛辞の声が続出しました。

 なかでも50才になるコントラバスのCさんは、撮影の舞台になった茨城のそばやまでわざわざ出かけたという熱のいれよう。 びっくりしましたが、彼が熱烈に薦めるので、メーキングシーン満載のDVDを買いたくなってきました。 さあどうする??

イタリアその3

サルデーニャ島のリサイタルのあとは、またまた空路でローマへ。空港でミラノでリハーサルしたDUCCIOが待っており、車でピエル・デ・リーコという標高1000メートルの湖畔に向かいました。 どちらかというと、やや埃っぽかったサルデーニャに比べて、自然が美しく なんだかホッとしました。 この日は前半がモーツァルトのヴァイオリンソナタ、黛の「文楽」、ドビュッシーのチェロソナタ、後半がブラームスのピアノトリオの2番。
この日の会場は美しくよく響く教会で、ピアノもまずまずのスタインウェイ。前回よりずっと条件はいいです。 お客さんはリゾートで来てる人や、そこで行われている音楽祭の講習会の参加者。日本人のヴァイオリニストが沢山いて、変な緊張をしました。なんだかロンティボー優勝した人がいたとか後で聞きました。おいおい。
プログラム最初のモーツァルトがとても流れのいい素晴らしい演奏で、ヤレヤレこのあとに日本の曲は弾きにくいなぁと思いながら、こうなったら思い切りやるしかない、言葉は悪いけどひとつかましてやろう!と最初の一音から気合いをこめて弾いたら、教会の響きのおかげもあって 間(ま)をうまくとった演奏ができて、終わった瞬間、拍手やらブラボーやら なかなか大成功。 その後のドビュッシーやブラームスのトリオもとてもうまくいったのに、終演後にもてはやされるのは、もっぱら「文楽」でした。

日本のオケがヨーロッパに行くと、結局アンコールに弾く外山さんのラプソディが一番喜ばれる、というのをよく聞きますが、身をもって体験してしまいました。
おかしかったのは、プログラムに作曲家の生年と没年が書いてあったのですが、黛さんが200才年上に書いてあり、1700年代に活躍した作曲家となっていたので「文楽」を聞いたイタリア人の聴衆が、
「日本人はモーツァルトの時代にこんなすごい曲を書くほどの音楽文化を持っているのに、何故イタリアに音楽の勉強に来るんだ?」と言ったそうで、200年の違いは大きいですね。
コンサートにイタリア国営放送のテレビカメラが入っていましたが、放映したのかなぁ。

イタリアその2

 ミラノに3日ほど滞在したあと、飛行機でサルデーニャ島という場所へコンサートのために行きました。 イタリアというと、シチリア島やカプリ島はとても有名で、サルデーニャ島というとなんだかマイナーな感じは否めません。 きっとちっぽけな島だろうと思ったらとんでもない! みなさんもヨーロッパの地図を見たらわかりますよ。 フランス領コルシカ島のすぐ下、南北300キロメートルにも及ぶ大きさです。

 あまり観光ポイントがないために、あまり注目されていなかったのですが、最近高級リゾートとしてすこし注目されはじめました。 知人のトニー・ラズロ氏も著書「イタリアで大の字」でこの場所を取り上げ、すこし名前がでてきました。

 今回は空港から30分ほど走ったところにある イグレシアス(教会という意味です)の町の国際音楽祭でリサイタルでしたが、到着してみると、2万5千人ほどの小さなわりとさびれた感じの街、ここの産業はなんだろうな?と思ったら、かつてはヨーロッパでも有数の規模の炭鉱でした。 

 コンサートはこの街の有力者の屋敷の中庭で行われましたが、まあこういう野外は、イタリアの夏の音楽祭ではままあることなので、驚きませんでした。 ただし今年のイタリアは暑いんですよ! コンサートは21時からですが、それでも大丈夫かなと心配になるくらい強烈な太陽光線の強さです。 19時にゲネプロに出かけましたが、少し弾いただけで大汗をかきました。 ピアノの調律もなかなか大変。。。。

 プログラムはまずは お国もののイタリアはフィレンツェの作曲家ボッケリーニのソナタ。僕はかなり得意な曲ですが、なんだか少し気負いました。でも思い切って弾けました。

そのあとにブラームスのソナタの1番。 ブラームスはもちろんドイツの作曲家ですが、イタリア人はとても身近に感じているように思えます。 これも自分ではなかなかいいできばえ。ほっとして休憩です。

 後半はまず、黛さんの「文楽」。 5月に韓国でも弾いていますし、だいぶ手に入ってきました。 ただ繊細なピッチカートが野外ではちょいときついというか、まあまあくらいの反応でした。

 ハプニングはそのあとのドビュッシーのソナタで起きました。 突如ピアノのペダルが上がらなくなってしまったのですよ。 響きが鳴りっぱなし?? ピアノもチェも必死で、その後のショパンのポロネーズブリランテまでなんとか乗り切りました。ショパンは大うけ、アンコールに友人の名取太郎さんにアレンジしてもらった夕焼け小焼けを 片言のイタリア語で曲目紹介して弾いたら、みなさん大喜び。 よかったよかった。

 コンサートのあとで、プロデューサーのファビオに

「ピアノのペダル、大変だったよ!」 と言ったら 涼しい顔で

「うんうん、野外ではねぇ よくあることだよぉー」

参りました。。。。。

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