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オケ渡り歩き

明日までの予定でまたまた仙台フィルに来ています。仙台は実に涼しく、天気予報などによれば札幌より涼しいみたい。僕の格好といったら長袖シャツにGジャンです。ちょうど東京の花冷えの感じに似ています。

仙台から帰って一日置いて新日フィルが始まり月曜日サントリーで本番。翌日から神奈川フィルの練習です。
こうしてあちらこちらのオケに顔出すと、各々の楽団の特徴がわかって面白いのと同時に、指揮者のタクトに反応するタイミングの違いを飲み込んでおかないと大変です。チェロのトップがひとりで飛び出す事態が十分起こりうるんですよ、あーこわ。

この一連のオケ歩き、指揮者に恵まれてラッキーでした。仙台で仕事させていただいているのが山下さん、新日フィルが日本の重鎮、尾高先生、神奈川フィルが天才、井上道義さんですから、気持ちよく仕事できると同時に若干のビビり&緊張感も混じってきます、ハイ!

普通は

あんまり書かない話なんだけれど、なんだか今の僕のアタマの中はこのことばかりなんで、少しだけ書きます。

僕の母方の祖母が先週、98才で亡くなったんですよ。前の日までまずまず普通に話したり食事したりして、夜中に気分が悪くなって意識がなくなってそのまま、スーッとあちらの世界へ行ってしまいました。

ありそうでなかなかお目にかかれない、なんだか羨ましいような人生の閉じかたですよね。祖母は若い頃からブルッフのコル・二ドライというチェロの曲が好きで、僕が20くらいから、ことあるごとに
『私の葬式には、この曲を弾いてね。』と言い続けていました。葬儀の時にコンサートが当たってしまったらどうしたらいいかと思いましたが、本当にスケジュールの谷間、たった一日だけの休日がお葬式になり祖母との約束を果たすことができました。

彼女はもう10年以上前から群馬の老人ホームに入っており、式もその中の教会で行われました。司祭さんの話がとてもいい話で、要約すると小此木さん(祖母の名前です)にはもう会うことはできないけれど、これからも私たちにいろいろな形でプレゼントをしてくれる、という内容でした。例えば今日こうしてチェロの生演奏でブルッフのコル・二ドライという曲を聴く機会というのも彼女からの贈り物だというわけです。

なるほど、そんな考え方、感じ方もあるのかと感銘を受けて、火葬のために斎場に行きましたら、ご無沙汰していたある方から連絡があり、ちょっとサプライズでした。

実はお葬式の当日、同じ敷地内の老人ホームでちょうど創立記念の式典があり、僕が群馬交響楽団時代の同僚で大変懇意にしていたチェロの二郎さんがバッハの無伴奏を弾いていたんですよ。しかも僕が道を隔てた教会でチェロを弾いていたのと同じ時間に彼も弾いていたんです。

僕がいるらしい、と気づいた二郎さんが連絡を入れてくれて、数年ぶりに会うことができました。話を聞いてもっとビックリ、つい最近彼のご両親がこのホームに入居されたんだそうです。

群馬交響楽団時代に僕がちょくちょく(といっても大した頻度ではありませんが)祖母のいる老人ホームに顔を出していたのは、二郎さんも知っていましたが、まさか自分のご両親が入居したのが同じ場所とはなかなか偶然です。

これこそが祖母がくれた機会なんでしょうね、司祭さんのお話を聞いて直後に起きた思わぬハプニングで、驚いたのと同時に世の中には不思議なことがあるなぁとつくづく思いました。

祖母は祖父が亡くなって30年ひとりだったので今頃、二人で仲良くお茶でも飲んでいることでしょう。

グリーンピース

グリーンピース
あぁ、あの小さい青い豆ね! オムライスのてっぺんにちょんと載っかっていたりすると彩りも綺麗で。。違いまぁす! 今日のトピックスは動物愛護の運動団体のほうのグリーンピースです。

この高尚なブログ『チェリストの孤独』を読まれている読者の皆さまは、ニュースでグリーンピースのメンバーが逮捕されたのをご存知かもしれません。今、彼らは捕鯨反対の活動を積極的にやっているようですね。

この団体の名前を初めて聞いたのは20年以上前のアメリカ留学時代でした。 当時チェリストミヤケは中国系アメリカ人のヴァイオリニストの友人とアパートを一緒に借りて暮らしていました。いわゆるシェアというスタイルですね。

ちなみにこの男、今はマイアミストリングカルテットという、とっても楽しそうな名前の団体で第1ヴァイオリン奏者をやっています。実際のところ、シビアでアメリカでは有名な弦楽四重奏ですよ、念のため。

話が横道にそれかけましたが、この男アイヴァン君は大の日本好きで食事も日本食が大好き。納豆も平気で食べるくらいですから相当でしょ? ふたりでクルマを飛ばしてインディアナ州の州都インディアナポリスに寿司を食べに出かけたりしていたんですよ。(一時ふたりはカップル説が囁かれたらしい?)
ところがある時からアイヴァンがマグロを食べなくなったんですよ。『どうしたの?』と尋ねると
『マグロを捕るハエナワ漁法だと、マグロの群れの周りに一緒に泳いでいるイルカが網に引っかかって死んでしまう。可愛いイルカを守るためにボクはマグロを食べない!』とか言うんですよ。このイルカちゃんを守るキャンペーンをやっていたのがグリーンピースだったのです。

現在の捕鯨の問題も厄介そうです。単純に考えて、別にちょっと捕まえて食べてもいいんじゃないかと思うんですが、日本政府のお偉いさんがやたらに日本の食文化ダ?と力こぶを入れてこだわる姿勢は不自然です。今やたらと日本の公立学校で邦楽器に触れる機会が増えているのと根本は同じ、ナショナリズムの高揚を狙っている匂いがします。

となると中道左派のリベラルを自認するボクとしては、簡単に捕鯨を容認するわけにはいかないなぁ。

そもそも原油高騰、食料危機、地球温暖化と、今や国同士がいがみ合っている場合じゃないだろ!と思うんですけど。

グリーンピースのニュースでいろいろ考えさせられました。写真は仙台で見かけたお店です。ビックリして思わず写真撮りました。カンガルー肉? オーストラリアは捕鯨大反対してますよね?カンガルーはいいんだ、ふーん。

仙台フィルの1年間の客演首席チェロ奏者稼業もあと少しでおしまい、今月はラストスパートで、10日以上仙台にいます。

この10ヶ月の間に、飽きてしまうので様々ななホテルを転々としました。JAL、コンフォート、ライブラリー、ロイヤルパークなど、各々の施設に特徴があって面白かったです。今日からはエクセル東急に泊まってみます。ちょっと練習所へのアクセスが悪いけど、仙台の繁華街、国分町に非常に近いという素晴らしいメリットが?!
今日は今大活躍の指揮者、下野竜也さんの最初のリハーサル。僕の顔を見るなり
『この曲、札響定期で(三宅さんと)ご一緒しましたね!』 それって5年くらい前だよ。いったいどんな記憶力なんだろう、指揮者ってスゴいね!

揺れましたよ

 一昨日から仙台にいるチェリストミヤケ、昨日の朝ホテルでシャワーを浴びていたら、横に揺れはじめました。体感としては、なんだか不謹慎な言い方かもしれないけれど何かのアトラクションみたい。よくあるじゃないですか、目の前のスクリーンを見ていると自分が宇宙船に乗って空をとんでいるような気分になる系のやつです。

 さて強力な横揺れの中でしたが、なにせ髪が泡だらけだったのでボクはシャワーを継続してしまいました。地震の対応としてはこれは当然×ですね。本来ならすぐにドアを開けなきゃいけないんですよね、なかなか難しい。今回の僕の対応で正しかったのは、ぜんぜんあわてなかったこと。正直言ってそこまで大きい地震とは思いませんでした。

 仙台フィルのリハーサルに出かけて、スタッフの人たちに

「仙台の人は地震に慣れているからそんなにはびっくりしなかったでしょう?」

と言ったら、みんな

「とんでもない、ついに宮城の大地震がまた来たかと思いましたよ。」と言ってました。

 リハーサル中も余震で結構揺れて、その頃になってようやく怖くなってきました。

曲はバッハの「ヨハネ受難曲」

「神の怒りに触れたか。」なんて軽口飛ばしている人もいましたが、(僕じゃないよ!)

いずれにせよ今日のコンサートもがんばってやろうっと。お天気は快晴、仙台市内は昨日の天災がうそのように平和な休日の風景です。

ゲストコンマスに僕の同級生の妹でパリ在住のソリスト、神谷美穂ちゃんが来ていて、昨日はいろいろ話して面白かったのですが、その話はまた明日にでも。

ホテル暮らし

今日から1週間、仙台で3回演奏会があり、ラジオのゲスト出演があり、そして空き日に仙台フィルの仲間と芝刈りというわけでホテル暮らしです。

家族や友人とと一緒ならホテルも、それはそれで楽しいのですが、一人なのでちょっと憂鬱です。ストレス解消で飲み過ぎないようにしないとなぁ。

実は一週間ほど前に、近所でおばあさんの運転するクルマが突如僕の乗っていた運転席に突っ込んできて、これから修理しなきゃいけないんですよ。その間地方に行ってクルマに乗らないのはタイミング的にいいといえばいいんですけどね!

幸いに僕の身体のほうは今のところ、それほどダメージもなく、経過を見ながら整形外科に通っています。ドアが丈夫な車種(ボルボ)で良かったですよ!軽自動車だったらチェリストの将来が心配な感じだったかもしれませんね。

今日はバッハのヨハネ受難曲のリハーサルです。通奏低音でチェロ1本の部分が多いので、いつもオケで弾く時より自由に楽しく遊んじゃおうかなと思っています。なに?普段からアソンデばかりしゃないか? そう言われちまうとなぁー。

チラシ

チラシ
昨日、僕が山形にいる時に神奈川県立音楽堂でチェロ弾き仲間の山本裕康氏が難曲のシューマンのチェロ協奏曲を弾いていました。僕は2日前のリハーサルを聴きましたが、虚飾を排除した等身大の、音楽に誠実な良い演奏でした。 たまたま昨日、知り合いの人が会場に出かけており、『三宅さんのチラシが入ってました。』とメールで連絡くれました。なんと僕もまだ見たことのない(!)レアなチラシです。

シューマンのソリストだった山本裕康氏が中心になって集めたチェロカルテット、山本氏の他、チェロ界の人気者古川展生氏、東フィル首席の渡辺辰紀氏というスゴいメンバー。一緒に弾けるのが今から楽しみです。ヒロヤス君は桐朋時代からの仲間だし、タツキに至っては中学二年の時に一緒に東京ユースシンフォニーオーケストラに入団して以来の付き合いです。ノブオちゃんは我々より若い世代ですが、90年に僕が日本に帰ってきた時のリサイタルに聴きに来てくれたらしく、これもなんだかんだいって長く知ってることになります。

会場は浜離宮ホールですが、できることなら活動を展開していけたらな、という山本リーダーの意向のようです。

実はタツキ以外の3人は共通の趣味があります。え?まさか、あれじゃないよね?やめてよ、チェリストが3人も雁首並べて。。。すみません、皆様の悪い予感が的中したみたいです。。。 古川君はまだ100を切っていないらしいですが。。

地方の演奏旅行だとチェロ4台にキャディバッグ3個という恐ろしい大荷物になるかも??


今日は仙台フィルの山形新庄市公演。チェロのYさんのクルマに便乗させてもらい、コンサートホールに向かってます。山道の途中で滝がありました。大滝という名前だそうです。その脇の売店には早くもサクランボが並んでいて、早いもの好きなチェリストはマダマダ甘くないのを承知で小さな袋を買いました。一粒口に放りこむと素朴な味で、子供の頃木苺をもいで食べたりしたことを思い出しました。東京とは名ばかりで田んぼでオタマジャクシを捕まえたりザリガニを釣ったりという田舎の少年時代を過ごした僕にとって、自然に触れることはとても落ち着くことです。初夏の緑のパワーをもらって元気になろう!もともと元気だろうって? そりゃそうか。あとはせっかくの山形だからうまい蕎麦を食べたいなぁ!

梅雨ですね!

梅雨ですね!
弦楽器奏者泣かせの梅雨の季節になってしまいました! 指板はベタつくし、楽器の鳴りは悪くなるし辛い日々です。そして僕のような100年以上前に作られた古い楽器を持っている人はさらに原因不明のビリツキ現象に悩まされます。僕のチェロも一昨日からなんかビリビリ言っており、どこかはがれちゃったのかなぁ、憂鬱です。

こんな時は楽器屋さんに持っていって修理してもらうわけですが、僕のチェロの奴、往々にして家であんなにビリビリ言っていたのがなぜだか楽器屋さんではシーンとしていい子になっちゃうんです。まったく!

写真は今朝の録画仕事の現場です。化粧品のCMでした。

充電中

ハイドンやらドボルザークの協奏曲の後で今はややお休みモードです。とはいえ今月来月はオケの仕事だらけですので、これはこれでがんばらなきゃいけません。 オケの仕事で一番こわいというかマズイのは、長時間のリハーサルで疲れはてて、自分自身の練習をしなくなることです。僕自身は今はカサドの無伴奏ソナタと黛さんの『文楽』を中心に勉強してますが、オケのリハーサルが入ると、これらがおろそかになってきます.そこをぐっと踏ん張るかどうかで、音楽家としての未来が変わってくると思って一応歯を食いしばるのですが、なにせ誘惑も多くて困ります。
オケの練習のあと、夕方から夜にかけて帰宅すると野みたくなるんですよ、ビールにワイン、焼酎にバーボン。けれどここでアルコールを摂取してしまったら夜にチェロの練習はほぼ不可能、かといって小澤征爾さんみたいに朝早く起きて勉強なんてストイックなことはなかなか長続きしません。飲みませんよ、ビール1杯だけです!

この秋は新しいユニットを二つ始める予定があり、仕込みの時期です。アルコールの誘惑と戦いながら日々精進中!みなさん期待していてください。

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