
昨日は浜離宮朝日ホールでチェロ4人の会のコンサート。メンバーはステディな知性派でこの企画の仕掛人、山本裕康、才能の煌めくスター古川展生、超絶技巧の本格派、渡邊辰紀。そして勘で弾く男、ミヤケ。
一曲めのフィガロは本当に難しくて、一番チェロは罰ゲームか?という感じ。本番5分前まで楽屋で必死にさらっていました。ステージで覚悟を決めていざ弾きはじめたら
『うっわぁ、こんなに速く弾いたことないよ!』というテンボ。みんなノリノリっていうか半分こわいのもあってまさに疾走するモーツァルトでした。4分のドラマが終わって舞台袖に帰ってきたら、メンバーみんなで、誉めてくれてありがたかったなぁ。優しい仲間たち!
息つく暇もなくソロで黛さんのBUNRAKU。本当は暗譜したかったけど、ちょっと危なかったので楽譜を置いてやりました。『和』の世界がすこしは表現できたかなぁ。
次曲はヤマモトヒロヤス作曲のDuo、本人と古川が弾きましたがなかなかの曲で感心しました。本人は100年後に認められる作品だと言い張ってます。(この件に関してはノーコメントということでお願いします。)
前半最後はポッパーのポロネーズ。古川くんが一番チェロで華麗な技巧を見せてくれました。ポッパーはチェリストだっただけに、大変効果的に曲が作られていて、各パートに見せ場があり大変盛り上がりました。
後半は山本裕康がソロでハイドンのチェロ協奏曲。僕の個人的な感想ではこれが一番いい演奏だったかな、ヒロヤスは首が痛いのを感じさせない演奏でした。
ここで何故か僕と渡邊がノコノコと舞台に出ていき、トークコーナー。たった今見事なハイドンを弾き終わったヤマモトヒロヤスを軽くこき下ろしておきました。なにせプログラムノートで彼独特のちょっと黒いユーモアセンスで僕ら三人が面白おかしく書かれていたので仕返ししないと。
軽く笑いを取った後に渡邊のソロで、ちょっとジャズ風のマーク・サマーの曲。特殊なピチカート奏法が見事。
そしてオオトリはバッハのシャコンヌ。本当に偉大な曲です。ここだけの話、この前の桐朋同窓会よりずっと良い演奏でした。
アンコールはヴィヴァルディの四季から冬の二楽章。古川が美しくソロを弾きました。
全体にいろいろ小キズはあったけど、四人で力を合わせて一生懸命やったコンサートでした。
普通、打ち上げはそんなに盛り上がらないんだけど昨日は大騒ぎ、お互いに知らないことが沢山あって面白かったですよ。古川が僕があげた燕尾服を10年くらい着てたって言っていたけど、僕なんかあげたことすら忘れてました。
あとはいわゆるオフレコの話が炸裂しました。ゴルフのスケジュール調整も真剣にやりましたが、僕の日程が合わず、古川とヒロヤスのふたりで行くらしいですよ。その場合はチェリストミヤケは本気で雨乞いしようと思います!
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