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街角で昔の彼女に会ったみたい・・

 今日は茅ヶ崎市民文化会館でラスカという駅ビル主催のチャリティーコンサート。年に2回ほど集まるオケですが、コンマスの木野くんをはじめ、各セクションに名人揃いでとても楽しい団体です。フルートを佐久間由美子さんが涼しい顔して吹いたりしていますからね、びっくりです。

 今回の指揮者は山田和樹さんという昨年ブザンソンコンクールを制した若手と、チェロのソリストは遠藤真理さんというこれまた若手いちおしの名手です。

 練習のときに演奏しながら、遠藤さんが弾いているチェロを見ていて、なんだか胸騒ぎがしたんです。(あれぇ、僕はなんだかこの音知っているぞ?」 デジャヴュ、既視感といった感じです。 そして大変美しいヘッドを眺めていたら、

「あ!」  わかっちゃいました。 これって僕がアメリカから帰国してわりとすぐの時期に5年間くらい愛用してたチェロ! シモーネ・フェルディナンド・サッコーニという名匠の1924年の作のものではないですか!

 リハーサルのあとに遠藤さんに

「それって何年のサッコーニ?」って聞いた瞬間に

「もしかして三宅さんですか?」 と聞き返されました。

なんでもいろいろな場所で 「ん?その楽器見たことある」とか「三宅のでしょ」って言われるんだそうです。 ご迷惑かけてすみません。。 

 本番のロココヴァリエーション、とってもいい音で弾いていました。僕はあのサッコーニであんな太い音は出せなかったなぁ。すごいですよ。 彼女が弾いているのを見てとっても嬉しく、そしてすこしばかり複雑な気持ちに。

 ちょうど、昔付き合っていたんだけれど,一緒にいることが辛くなって別れてしまった彼女がいまは素敵な家庭をもっているのを偶然見ちゃった感じ。 銀座の歩行者天国かなんかで、かっこいいご主人とかわいい男の子と三人でパラソルの下でアイスクリームかなんか食べちゃって。彼女は昔よりずっと美しく優雅に見えて・・・・

 想像膨らませすぎですね。   こんなことをチラっと思っていたら、今の僕のパートナーのトノーニがブンブン怒り出しました。楽器って直接触れて弾くので、なんとなく感情が分かる気がするのです。

 「あ、ごめんごめん、今いくよ」  もう一度だけパラソルの方向を少し振り返ってチェリストミヤケは歩き出しました。

 後半のシェラザードのソロ、トノーニはいい音してました。僕っていうより彼女がなんだか張り切った??

「あんな若い小娘に負けてたまるもんですか!」

 サッコーニ1924年生まれ、そしてトノーニは1730年生まれ・・・そりゃ違いすぎるよ。

  差し入れをくださったmateliaさん、ありがとうございました。